ちゃみっ気

ちゃみ&シューの備忘録

テルマエラクーアでデトックス

宣言どおり、ひとりで旅に出てきました。大自然はないけれど、近場の温泉ラクーアへ。

ああ、またもや「灯台下暗し」でした。
歩いて行ける温泉があることになぜもっと早く気づかなかったのでしょう。もちろん存在は知っていたのですよ。徒歩圏内に住んで15年、よく犬を連れて散歩に行く場所でもあるのに、友だちが絶賛していて一緒に行こうよって誘われたことさえあったのに、行く気にならなかった。そのころはひんぱんに群馬や長野の温泉に入ってたからね.....。

帰ってきたら何もしなくていいように、午前中に仏教やインド思想の本を読んだり書きものを集中的にやってから、朝11時の開店時間を15分ほどすぎたころに入館。平日でも人が多い。おばちゃんはもとより、若い人、若い男性もけっこういる。

入ったとたんにインドの匂いがしたのは、ヘナの専門店があるからね。館内には、いくつものマッサージやエステのお店があるので、まずその予約へ。フット&ヘッドマッサージ60分を予約して、時間までに少し体をあっためておこうと温泉につかる。

いや、びっくり。ホントに温泉なんだ。もっとナンチャッテかと思ってたわ。全国各地にどこが温泉?というような温泉がある中、こんな近くに温泉らしい温泉があるなんて......。でもあくまで都会的。というか、これはテルマエロマエだわ。なんとなくローマの公衆浴場の遺跡を彷彿させる。平たい顔族ではあるけれど。

予約したタイマッサージのお店があるエリアが、なんかもうバリみたいな楽園的な雰囲気のところで、極楽のフット&ヘッドマッサージ。お願いしたのはタイ式じゃなくて日本式なのだけどちょうどよかった。フットでは押されている場所に意識が集中するため、瞑想的な時間を味わったけど、ヘッドのころにはもはや意識が遠のいて夢心地。気持ちよくってデレデレになって、でも何よりいいのは、施術の終わった後すぐ着替えて電車に乗ってみたいなシャバの現実に戻らなくていいところ。これが何よりいい。

マッサージですごく毒出しした感があるので、常温のお水を買って飲みながら一休み。のち、今度はゆっくり温泉へ。湯上り後に再びお水を買って合計1リットル飲んだ。水嫌いの私にしては珍しい。レストランやカフェ、バーもあって、ビールをくーっと一気飲みしたい気分だったけれど、せっかく毒を出したのでやめておく。私の身体、もうあまり汚れたくないらしい。

お水を飲みながら、持参した澤木老師の本を読む。落語みたいにおもしろい話だから、澤木老師の法話には人があふれるほど詰めかけたっていうのがよくわかる。飾らないストレートな物言いで、ぜんぜん利口ぶらないで、それでいて仏教の核心をついているところがすごい。かっこいい。

さて、小腹がすいてきたところでランチタイム。
入館料とランチがセットになったチケットにしたのだけど、これがなかなかお値打ちでして。

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ミニ懐石風ランチ

ちょっと私にはお魚が多すぎる感じだけど、温泉旅館で食べる夕ご飯と考えたら、プチ温泉気分が盛り上がっていいじゃないですかー。そもそも私はもう夕方以降にこんな食事ができない身体なので、ランチとしていただけるのはありがたい。

これで締めて諭吉たったの一枚ですよ、奥さん。
温泉地に行ったら電車賃とレンタカー代で消えていくお金でマッサージまでまかなえる。行き帰りで逆に疲れるようなこともないときたら、最高のムーンデイの過ごし方かもしれない。

帰りは買い物でもしてゆっくりしていこうと思ったけど、もうだるくてだるくて......。デトックスしたなー。
あまりにもよかったので、逆にこの快楽に溺れて通い詰めそうでヤバい。