シューちゃんちゃんこ
今月上旬は、老犬にはありえないくらいのエネルギーをもてあましていたシュー太郎氏だが、その後急速に体調が下向きになってしまった。ずっと寝てるし、しっぽ下がり気味なんだよね。食欲だけは衰えないけど。体調悪くて冷えてるのかな。猫みたいにすぐ私の膝に乗ってくるし、それはいくらなんでもくっつきすぎってくらい温風ヒーターに密着していたので、秘蔵のちゃんちゃんコートを出して着せてみた。
これ、母がシューのジャケットだかチャンチャンコだかを作ろうとしたと思しき、実家から発掘してきたナゾのニット。イメージした完成形がまったくもって不明で、ただテキトーに編んでいったけど、襟のところまできてうまくいかずに投げ出したのかな。手を加えたら、なにかになりそうな気がして持ってきたけど、なんたって鎖編みしかできない私ですけん。端を合わせてフードにしたのみ。
作り直すような気力も能力もないのに、捨てるにはしのびなくて、あまった毛糸と一緒にとっておいたのだよ。ふと思い出して着せてみたら、CHAZEN生にウケてた。
母のことをなつかしく思い出した。
意識があるうちは最後まで「シューちゃんに会いたい」って言っていた母のことを。
そして、最後まで天涯孤独となる私の行く末を案じていたけれど、お生憎さま、私は安らいで幸せな人生を送っておりますよーだ。