タケノコ続
原宿で踊るアレのもじりだと気づいてほしい昭和人ちゃみこです。
さて、話はGW中の田植えに遡り。
ようやくやってきたランチタイム、マダムがお母様お手製の料理の品々を並べていた。朝から水分とりすぎていた私は、犬を食べ物から引き離すよう見張ってて、と言って離れ、縄文式トイレに入った。と......。
あ〜〜〜〜〜〜!!!
音声多重の叫び声ですべてを察した私であった。
事の次第をY嬢が激写していた。
まさかということを平気でやるのがこの犬。それはもう16年もコヤツの悪事を捌いたり裁いたりしてきた私にはよくわかっている。なんどガブッとしたまま死んでもはなすもんかとがんばっているヤツの口をこじ開けて、食べ物を奪還してきたことか。
健康なときなら笑って済ませるが、この時はちとアセった。消化機能が弱り切っているシューじいさんなのだ。消化の悪い筍、よりによってあんな大きなのを食べたら、とんでもないことになるのではないかと......。
そんな事情を知っているCHAZEN生なので、取り出そうと試みが、果たせずだったらしい。
(こじ開けテクを伝授しておくと、両手でマズルの上下を持ってぐぐぐいっと開けるのさ)
ところが、その日も翌日も腹具合に問題はなく、むしろ快腸だった。1日4回に分けて給餌するようにしたのが功を奏して、元の量が食べられるようになってきたしね。
で、ここからがタケノコ「続」の本題である。
せっかく写真もあるので、この盗み食いのエピソードをアップしようと思いつつ放置し、やっと昨日書き始めたが、途中で電池切れして寝た数時間後のこと。
シューがムクッと起きてゲロッピ。明け方によくあることなので、寝ぼけまなこでウェットティシュ持って片付けようとしたところ、黄色い胆汁液とともに、なにやら大きな固形物がある。たとえて言うならフレンチフライ1本という形状のものだ。
なんだコレ?
最近そんな大きいものは食べさせていないゾ。
と電気をつけてよーく見たら、
あんときのタケノコじゃん!
おそらく取られまいとして丸呑みしたであろうおっきなタケノコが、実に10日間胃の中に留まったのち、もうこれ以上無理と言われて放り出されたのであった。
あまりに大きすぎて上からも下からも出せなかったんだろうなあ。やっと出せるくらい小さくなったということか。
写真を拡大して検証してみたら、食べたのはこの右端の大きなヤツだ。
おそるべき老犬である。
しかも、それでもなおかつ食べる気まんまんの執着っぷり。
カラダは弱っても食べる気=生きる気は衰えず。実にあっぱれなシュー太郎氏でございます。