いちばん偉いのはお犬様です
夢をみていた。
禅の旅に行くときに使う大きなワゴン車を運転しているのだけど、思うように車を動かすことができない。シートに腰かけられず、ウトゥカターサナのような(空気椅子のような)姿勢で運転しているからだ。危ないので路肩に停車して、後続の車をやり過ごす。ふう、事故にならなくてよかった。
目的地の旅館に着いた。
純和風旅館の、木でできた階段を上る。
階段はらせん階段のようになっていて、各階に踊り場のようなスペースがあって、そのほんの一畳ほどの場所が客室なのだとわかり、びっくりしてのけぞっている私。階段だけの旅館って......。
そこで目が覚めた。
なんとシューが枕と平行に、布団の幅いっぱいに寝ている。
お犬様にぐいぐい押されて布団を占領された人間様は、端っこ20センチくらいのところで身を縮こませて小さくなっていた。
それがウトゥカターサナで運転したり、階段しかない旅館の夢になったんかー。
ナットク。
昔はぐいぐい押し返したり、「ちょっとぉ〜、もっと端に寄りなさいよ〜」とか文句言ったもんだけど、今はお犬様が安眠できるなら人間様はいくらでも耐え忍びますわ。
お山に泊まってたとき、いったん起きてなにかしてから戻ったら占拠されていた写真。これはまだマシだったね。