急速に発達する腫瘍
先日、かつての練習仲間がシューに会いに来てくれた。腫瘍が発覚したので元気なうちにと駆けつけてくれたのだけど、その日は落ち着いていたので、みんな安心して、これならまた次も会えるねと言って帰って行った。
それなのに、翌朝、腫瘍が大きく腫れ上がっていた。
なんなんだ。
腫瘍ってそんなに急に、一晩で大きくなるものなのか?
しかも、その夜にてんかん発作があった。
大発作がおさまったあとも、しばらく筋肉がピクピク痙攣するのと、脳の興奮状態が続くので眠れず、ずっと歩き回るので、ぶつからないようにソフトサークルの中に入れる。この発作の後遺症的なものが朝方まで続くのだ。それでも、ツボ押ししてあげているとだいぶ落ち着いてきたので、悪いけど私は寝るよって布団に入った。
というのも、前の晩の地震で22時40分に目が覚めてから眠れていないのだ。ほぼ丸一日寝ていないので、20時すぎに布団に入ってうとうとしたときに発作が始まったのだった。
ところが、部屋の中に蚊がいて耳元でブーンと邪魔をする。起きて殺戮を試みるがかなわず、再び眠る。当然の成り行きとして次はかゆみで目が覚める。また起きて探すが見つからず。身体に虫除けアロマスプレーして再び布団へ。そしてまた刺され......、もうかゆくても寝た。
どのくらいたったかわからないけれど、ひときわ大きな声で「ワンっ!」という雄叫び。その声が発作から正気に戻った合図なので、サークルにお迎えに行き、そのあとは朝まで布団で一緒に眠った。発作のルーティンが完全にできあがっている。
コントかよっていう地震・発作・蚊のトリプル安眠妨害で、今日も頭がボケボケの私。
シューはすっかり落ち着いて、今はお昼寝中。
じわじわと大きくなっていくのではなく、突然、数時間のうちに大きくなる腫瘍......。口の中側に進出してこないことを願うのみ。とりあえず今はまだ食べることに何ら影響なく、元気でごはんを楽しんでいるけれど、この急な変貌ぶりを見ると先は読めないね。