ちゃみっ気

ちゃみ&シューの備忘録

どこまでも後悔

夢を見ていた。

シューがそこにいて、「なんだ、こっそり帰ってきたんだね」と抱き上げたシューは、ふわっとしてあったかかった。

そのシューは私以外の人には見えないらしく、抱っこして歩いていても街の人はシューに気づかない。

ところが私以外にもシューが見える人がいた。元の飼い主である母だ。

母は他の人には見えないシューに当たり前のように話しかけてお世話を始めた。


............もしここで目が覚めていたら起きてまた嗚咽していたかもしれないけれど、夢は続いた。


シューに気を取られていたら、すごく楽しみにしていた仏教学の授業のことを忘れていたことに気づき、時間を確かめると、もう終わってしまっていた。「やっちまった〜!」と落胆しているワタシ。


願望夢であるとともに、なんだか暗示的。
シューのことばかり考えて大事なことを疎かにしなさんなよという、母からの警告に思えた。

それにしても、これまでの人生で後悔したことはあまり記憶にないのだけど、今回ばかりは後悔に次ぐ後悔、たらればのオンパレードの後悔だらけ。しかも、今日また小さな後悔がやってきた。

シューにお花を手向けてあげたいと思ったけれど、あいにく野の花もすべて枯れた季節で一輪の花も咲いていない。里まで下りて買いに行こうかとも考えたが、花屋がどこにあるかもわからず、遠くまで買いに行くくらいならずっとそばにいてあげたいとあきらめた。

今日、ふとウッドデッキから下を見たら、あるではないか!
地面を這うように咲いていた野菊。

こういう花を手向けてあげたかった......


どうして「ない」と決めつけたのか。一応探してみればよかったじゃないか。何から何までしくじった。

ま、これは生きてる人間の気持ちの問題なので、シューは痛くも痒くもないからよしとしよう。

と、いつもの「ま、いいか」が出てくるくらいには平常心を取り戻した。そこで「伊達に修行はしてないぜ」とうぬぼれるあたりが隙をつくる所以であるが。