ちゃみっ気

ちゃみ&シューの備忘録

第二次崩壊の経過

腫瘍を発見し、余命宣告的なもののあった日からひと月が経過した。いろいろと問題はあるにはあるが、まだ力も強く、体も特に上半身はしっかりしていて、とてもじゃないが命の火が消えかかっているようには思えない。

f:id:chazenyoga:20211028131953j:plain
後脚踏ん張って、全力でケーキを召し上がる


無事に18歳4カ月の月誕生日も迎えられて、この分なら卒寿のお祝いもできそうな気がしてきたが、そういうことを言っているとガツンとやられるので、へんな期待はしないでおこう。

ただし、腫瘍はおとなしくしているわけではない。

f:id:chazenyoga:20211023182401j:plain
10月23日 カピカピが剥がれたときの腫瘍くん


この乳頭のようなポチッとしたところが、どんどん赤くなってきたのは前回と同じ。(以下、閲覧注意)

f:id:chazenyoga:20211028133601j:plain
10月25日 14時の腫瘍くん


これはまもなく決壊するだろうとみて準備をととのえるも、日中は破れることなくただひたすら赤黒くなっていった。痛みとおそらくは灼熱感のような不快さでシューの機嫌は最悪。なだめたりすかしたりして寝かしつけるが、しばらくすると起きてしまう。夜にはさらに毒々しい色になっていた。こりゃ痛いわな。

f:id:chazenyoga:20211028134343j:plain
10月25日 19時の腫瘍くん


崩壊が始まったのは真夜中。何度も起きてフンフン泣く犬をなだめては寝て、ということを繰り返すうちに手先に液体を感じた。血祭りのスタートだ。

どうにかして押さえられないかと思うが、いい方法が浮かばない。ためしに柔らかいエリザベスカラーにタオルを巻きつけて装着してみたところ、精神状態が尋常でないためか、狂ったように嫌がって騒ぎ出した。翌日が雨の予報だったので、できるだけ寝具を汚さないようにして寝かせたのだけど、ブルブルっと顔を振ったら血が四方に飛び散り......。

それでも、いったん崩壊が始まると痛みが引くようで、そのあとは朝まで寝ていた。1回目のときのように血液のあとに膿が出てくることもなく、朝のうちに出血が止まる。

いつもマイソールの時間は練習生の気配を感じて寝ないのだが、この日は起きてくることがなかった。食欲にはこれっぽっちも変化がないのだけど、疲れていたのかお昼ご飯を食べてまた寝る。

f:id:chazenyoga:20211028141033j:plain
死んじゃったかと思うほどに......


2日たった昨日の夜、再び痛みが出てきたらしく悲しい声で泣くので、ホメオパシーの先生が持ってきてくださったレメディをお口にポイっと入れる。この痛みと炎症用に排膿散及湯という漢方薬を飲ませているが、レメディならば様子を見ながら連続して与えられるので心強い。案の定、再び泣き始めたのでもう一粒与えたところ、すっと静かになって寝た。

やれやれとスリッパを履いたら、何か異物を感じて見てみるとレメディだった。ポイっと入れたつもりが落ちてたんだね。すばらしいプラセボ効果

夜中に今度はようやく膿が出てきた。量は多くないけれど、出てしまえば痛みもなくなって、今日はご機嫌うるわシュー太郎さまでございます。

とりあえず、ご心配を裏切るほどには元気です。ありがとうございます。